ビダルはカルナータカ州最北の県です。中世のビダルは首都であり、その絢爛さ、学問、文化の高さで知られていました。地理的な意味でデカン高原のほぼ中央に位置しますが、歴史的に見たデカン高原の東端に当たります。ここは昔から様々な文化が出会う場所でした。

ビダルの歴史は波乱に満ち、血なまぐさい裏切りの物語に事欠きませんが、良い統治者がいた時代もあり、芸術、建築、文学などが発達しました。

ビダル市内及び近郊に点在する歴史的建造物や遺跡は、様々な時代のものがあります。カカティヤ以前、トゥクラク、バハマニ、バリド・シャヒ、ムガール、ニザミ… 建築様式はヒンドゥ、トルコ、ペルシャの混合が見られます。デザインや装飾様式のいくつかは、インドでもビダル以外では見られないものです。