交通
  ホスペット - 13km
バンガロール - 315km
 
  バンガロール22:30発、列車番号6592(ハンピ・エクスプレス)に乗れば、翌朝07:45に到着。ホスペットはハンピから13キロの小さな町です。  
  ダボリム(ゴア) - 300km
タルナーガル(ベラリー) - 43km
 
  STD Code: 08394  
 
     
 
     

ハンピは南インドで勢力を誇ったヴィジャヤナガール王朝の首都でした。1336年にハリハラとブッカによって築かれましたが、タリコタの戦いの後、1565年に北から来たムスリムの支配者たちの手に落ち、その後凋落し、無人となりました。 歴史的なモニュメントの数々は略奪や時の流れによって廃墟となりましたが、今もかつての栄華を彷彿とさせます。

ベラリー県ののんびりした町ホスペットから12キロ、トゥンガバドラ川の畔の巨石が連なる驚くべき地形の中に、ハンピの遺跡群はあります。かつては強大なヴィジャヤナガール王国の首都でした。「他に比べるもののない、見たこともないような都市だ。このような町がこの世に存在するなどと、聞き及んだこともない」と15世紀のペルシャの外交官は感嘆しています。絢爛たる宮殿、壮麗な寺院、圧倒的な城砦、浴場、市場、水道、パヴィリオン、王室の象舎、そして華麗な彫刻を施された柱。この街の商人たちはダイヤモンド、真珠、上質の絹、錦、馬などを扱いました。あるポルトガル人によると「地上にあるすべてを商って」いたのです。

 

ハンピへの旅は過去へのタイムトリップです。世界遺産に指定された華麗な遺跡の中を、心の向くままに散策してみてはいかがでしょう。重要な建物や遺物は、ロイヤル・センターとセイクリッド(聖なる)・センターと呼ばれる2つの場所に集中しています。ロイヤル・センターは遺跡の南西部に位置し、宮殿、浴場、パヴィリオン、王室の厩舎、儀式をするための寺院などがあった場所だと考えられます。セイクリッド・センターは街の北端、聖なるトゥンガバドラ川に面しています。

ハンピの遺跡は広大で、しかも興味が尽きないので、心行くまで堪能するには数日間かかります。何度来ても、新たな発見があるのです。お急ぎなら、1日から2日で主要な建築を見て回ることもできます。考古学に興味がある方や、写真を撮るのが趣味なら、もっと長く滞在することをお勧めします。