シモガ地区のソラブ・タルクにある小さな村。6月になると、生きいきとした鳥の声が空に満ち溢れます。グダヴィ湖の岸辺を縁取る木々は、鮮やかな色の鳥たちで埋まり、カラフルなモザイクのようになります。アオサギ、ゴイサギ、アジアコビトウ、セキショクヤケイ、ミズドリ、ナベツル、インドアカガシラサギ、オグロツルなど。グダヴィで休日を過ごせば、見ることができます。その鳴き声は遠くからでも聞こえます。
 

カヴラ洞窟

 
 

カヴラ洞窟はダンデリ保護区の中にあります。ダンデリの町から28キロの所です。カーリ川を見下ろす尾根の岩壁にある自然の洞窟で、多孔質の岩を水が何百万年もかけて侵食してできました。カヴラ洞窟へのアプローチは2つあります。1つ目は、アンビカナガールにあるナグジャリ発電所の近くでカーリ川を渡った後、1000段の荒削りな階段を上るルート。もう1つは、パナソリ村を経由してダンデリ保護区を通るルート。カヴラ洞窟から見る川の景色には息を呑むでしょう。洞窟の内部は天井まで4.5メートルありますが、入口の高さは90センチほど。中は真っ暗ですから、探検するには強力な懐中電灯が必要です。10メートルほど手をついて這って進むと、天井が3メートルほどになった場所に出ます。さらに進むと巨大なシヴァリンガのような石筍が現れます。この場所は聖堂になっていて、毎日、神官がやって来て手入れをしています。マハ・シヴァラトリ祭では、この場所はライトアップされ、ジャトラが開かれます。さらに奥へと進むと、鍾乳石や指くらいの大きさの石筍が見られます。洞窟の入口と出口は"U"の字を逆さにした形で、ドアが付いています。